タイトル

嫁になる宣言!

そんなこんなで、茜・真とオイラ いつの間にか何処に行くのも一緒という奇妙な関係になった。
何ヶ月か過ぎて、真が9年前の7月7日に生まれたことも知った。
いかにオイラが碧の言う【とんちんかん】な頭でも
もしかしたら・・・そう思わずにはいられなかった。
真はあの日の碧の生まれ変わりだって・・・

茜には何度か尋ねたことがある、お姉ちゃんいなかったか?!・・・って
でも、茜は首を横に振るだけだった。
ただ、   

「 お姉ちゃんがいれば良いのに♪ 」

そうはしゃぐ茜にオイラは・・・参ったな。

そのうち、茜はいつの間にか家にやってくるようになった。
しかも、母ちゃんと意気投合してオイラそっちのけで賑々しく
時にはオイラの悪口を公然と二人で言い合って納得していた。

そりゃ、ないだろ?!
  
とにかく、この二人寄れば笑い声が止まらない。

ある日、茜はとんでもないことを宣言した。

「 私、悟の嫁さんになるって決めた!」

おいおい、勝手に決めるなよ・・・

それに追い打ちを掛けるように、母ちゃんも言った。

「 賛成、大賛成!! 」

オイラのことは無視して、二人でドンドン話が進む。
まぁ、茜が嫁さんなら悪いことはないけれど
オイラにとって納得できないのは嫁になる理由だ!

な・なんと 母ちゃんが気に入った。

そう言うのだ。
オイラが愛しいとか大好きだとか、そんな言葉はどこからも発してこない。
茜は堂々と宣言した。

「 悟のお母さんって、ママみたいでお姉さんみたい。
だから、私は悟の嫁さんになる♪ 」

神聖な結婚をこんな風に決めてしまって良いのだろうか?
横から父ちゃんも祝杯を挙げるし、兄ちゃんに電話をすると言う。
とにかく、いい加減な?家族だとオイラは思った。
母ちゃんは

「 私の目に狂いはないよ、悟 あんたは幸せになれる! 」

そんなことまでおまけに言いやがった。

嘘みたいな本当で、結局 茜はオイラの嫁さんになることが決まった。
つまり、真は弟になった。

その夜、悟は夢を見た。

『 ネッ! みんな元に戻ったでしょ。
私は茜の弟として・・・
もう、悟のお姉ちゃんではいられないけれど、弟分としてお兄ちゃんって呼ぶわ。

さぁ、しっかり宿題解決してね。 』


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