タイトル

パール・ストーン

『わしの独り言をしばらく聞いてくれるかの
あまり、こんな事を地上で話すと
天使達が怒るでな・・フフフ
Noraとわしの内緒話と言うことで・・・』

ライン

おまえは【パル・ストーン】が何か
恐らく心のどこかで気になっているであろう。
【パール・ストーン】は、すなわち《癒し玉》なんじゃよ。
人も、動物たちも含めたすべての生き物の
心を癒すことが出来る・・・
心を穏やかにすることが出来る・・・

生き物はすべて【いのち玉】だが、
だからといって《癒やし玉》であるとは限らん。
生まれながら、
そういう力を備えたものが【パール・ストーン】という訳じゃ。

人は愚かにも命の選択と言うことをしておる。
人ばかりか、他の生物にまで・・・
だがの、果たしてそれが本当の幸せかどうか
人はまだ気付いてはおらん。

永遠の命など、あってはいかんのじゃ。
天上で定めたいのちを地上で生きる
これが一番幸せなことでの。
無用の長寿も決して幸せではない。
まして、生まれる命の選択など恐ろしい事じゃ。
生まれたい命と望んだ命
決して同じではないこともある・・・
だが、生まれる前の抹殺はわしは望んではおらん。

それでも、箇々には事情が・・・
と言われれば、天上に還った魂を受け取らざるをえんのじゃ。
魂・・・【いのち玉】には罪はないでな。   
ただ、わしと一緒に戻った女の子のように
地上にいる誰かのために命の昇華が遅れることもある。
それでも[愛された]事さえ知れば心おきなく
命の泉で昇華されて、再生される。
一番悲しいのは[母に愛されないこと]
最近ではこれが多くてのう・・・
よしんば生まれても、愛されずにつかの間の命で
天上に還る小さな【いのち玉】   
わしはホトホト疲れる時があるでな。

【パール・ストーン】を持った【いのち玉】は
出会うものの心を癒すことが出来る。
それ自身が何かが出来るという特技があるわけではない。
ただ、心の琴線を優しく奏でる何かをもっておる。
そして・・・【パール・ストーン】は
人や生き物の心を癒すことが出来るが・・・
それ自身は誰も癒やしてはくれぬ。
おまえは、おまえ自身の【パール・ストーン】を見つけねばの

ライン

銀色Catジジはここまで言い終えると
月の妖精ルナに気付いて
『さぁ、そろそろ帰るとしよう・・・』
そう言ってムーンロードを昇り始めた。
アタイは思わず
『あの女の子はどうなったの?!』って訊ねた。
ジジは『フム、あれは悔いという抜け殻での
あの桜ですっかり昇華されたのじゃ。
想い出の確認出来た女の子は新しい【いのち玉】に生まれ変わる
今度こそ[愛されるために]な。』

ジジは誇らしそうにそう言って天上に昇った。
アタイはふと銀色Catジジはだれ?!
もしかして・・・神様??
・・・そう思った。


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